料理 私はもともとカレーすら作れない料理下手だった。実家暮らしの時はもちろん母が作ってくれていたのだが母がいない日はラーメンやホットプレートを使って焼き肉やジンギスカンなど簡単なものばかりを用意してくれていた。それでもある程度の年齢になると料理にも興味もでてくる。母のお昼休みに合わせてオムライスを作ってみたり、夜ごはんにコロッケや煮物を作ってみたりしていた時期もあった。旦那と知り合ったとき、料理ができないと話していたため旦那が料理を作ってくれていた。最後の日お礼に料理を作ることにした。揚げ出し豆腐とイカサラダを作ったのは覚えている。同棲を始めてからは私が料理担当。最初は本当に料理ができないと思われていたので誕生日に旦那が買ってくれた料理本は卵焼きの作り方、ゆで卵の作り方などが書いてある本当の初心者向けのものだった。だんだんとレパートリーが増えてきたが一番の問題は出汁問題。私は北海道出身、旦那は関西出身。うどんやお蕎麦の出汁はまったく違うものだった。今では旦那に合わせて作っているが最初は戸惑うことも多かった。今では私が実家で食べていたものを普通に出してもおいしいと食べてくれる。だんだんと慣れてきたのかもしれない。私も母ならこれくらいいれてるだろう・・なんて思いながら目分量で作ることも増えた。毎日仕事をして、家事をしてくれていた母に感謝の気持ちでいっぱいになる。そして母が元気なうちに母の作る料理のレシピをたくさん聞いておきたいと思う今日この頃だ。